2011年4月6日水曜日

Design Thinking 「デザイン」思考で思うこと。〔1〕

この世界に入り始めたときに、プランナーとしての思考のベースとして、
大大大先輩に薦められた
「発想する会社!-世界最高のデザイン・ファームIDEOに学ぶイノベーションの技法」
という本がある。
アメリカのIdeo〔イデオ〕というデザインコンサルティングファームが実践している、
デザイン思考という思考プロセスや環境づくりを詳細にわたって書いたものだ。
最近、もっと広範の仕事術にも導入されつつあって、
私としても、ここ10年間、どういうものなのか、
それを長い開発時間と複雑なパーツを有する自動車デザインに、
どう適応されるかというところを、試行錯誤しつつ実践している。
また、最近、購読しているすごいブログ、「Design It! w/LOVE」。
その筆者である棚橋弘季さんが書かれた本、
「ひらめきを計画的に生み出す デザイン思考の仕事術」
を今読んでいて、いちいち鳥肌をたてている。

で、
実践する場合、デザインだけが製品開発ではないということを加味して、
効率を第一に考えて、比較的モジュールや役割の固定化しているカーデザインプロセス上で、
どこまで彼らのメソッドを既存のカーデザイン開発進捗の中で、実践できるだろうかと考えてみた。

・ラフプロトでのコンセプト確認

車のプロトタイプは、スタディモデルだけでもフリーズまで、最低20日間前後はかかる。
ただ、よく私たちが発想するときに潜在的にやっていることがある。
彼らのいうロールプレイのようなもの。

インテリアを考える際、
実際設定した寸法やボリュームを紙や糸、
家の家具でポジションや個々の関係性を体験的に検証ことを自然と行っている。

・ペーパープロト

でできるのは、もっと詳細にわたる、ストーリーの組み立て。
実際にストーリーを見せて、ペルソナとともに検証することだろう。

デザイン思考という文脈上で、私として考える課題なのは、

・どう、将来のシナリオ作り〔最低10年から20年の長期的展望〕に活かせるか

だ。


もうちょっと読み込んだり、情報を集めてみてみなきゃなと、今日はメモしてみた。



人気ブログランキングへ

0 件のコメント:

コメントを投稿