2011年4月8日金曜日

Design Thinking 「デザイン」思考で思うこと。〔2〕

リサーチをつずけても、
生情報の断片を〔Elements〕どんなに編集しても、生情報は生野菜のようなものだ。
混ぜるだけでは何にもならない。サラダでさえ塩が必要だ。

編集しているうちに、作品へのつながりができてくるかもしれないが、
生情報を集めて、こんなに集めましたと満足げにされるとこまる。

デザイン思考〔Design Thinking〕の中でのデザイン・リサーチ〔Design Research〕は、
デザイン〔Design〕にむすびつかなければ、意味がない。
発想していくところで、
ペルソナ〔Persona〕の生活文脈〔Context〕に一番大切なものが何か、
沿っていける商品は何か。

自分が情報の中に生きてみて、
情報同士のかかわりを読み取って、
方向性や動きを感じて、
どこの筋を通せばいいのか、
を取捨選択する助けとする。

発想〔Abduction〕、自分がその人の生活をいきると、
わかりやすいような気がするけれど、どうだろう・・・。


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2011年4月7日木曜日

思ったこと 〔地震〕

実は事情があって、一時帰国していた今回。
東京の実家で今回の地震を経験した。

東京でさえここまで揺れるのかと。
しばらく厚着で寝る日々。
余震で船酔いがとまらない。
大丈夫だ。
これは、終わりでないかと不安になる。
アップダウンの激しい日々。

インドに残っていた夫は、
インド、イタリアから、
劇的な報道の嵐におわれた人々が、
私の安否確認に連絡してくるので、
その対応に追われ、
彼も私以上に不安になってる。

ときどき、不安が不安を呼んで、
互いにネガティブに沈んだりしてしまうことも。

今回の地震で大切なものこと、そして何よりも人を失ったかたがたが、たくさんいる。
私としては、そんな悲しみとロスに、
お祈りと少しばかりの心ざしがためになればと思っている。

I pray for Japan.

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2011年4月6日水曜日

Design Thinking 「デザイン」思考で思うこと。〔1〕

この世界に入り始めたときに、プランナーとしての思考のベースとして、
大大大先輩に薦められた
「発想する会社!-世界最高のデザイン・ファームIDEOに学ぶイノベーションの技法」
という本がある。
アメリカのIdeo〔イデオ〕というデザインコンサルティングファームが実践している、
デザイン思考という思考プロセスや環境づくりを詳細にわたって書いたものだ。
最近、もっと広範の仕事術にも導入されつつあって、
私としても、ここ10年間、どういうものなのか、
それを長い開発時間と複雑なパーツを有する自動車デザインに、
どう適応されるかというところを、試行錯誤しつつ実践している。
また、最近、購読しているすごいブログ、「Design It! w/LOVE」。
その筆者である棚橋弘季さんが書かれた本、
「ひらめきを計画的に生み出す デザイン思考の仕事術」
を今読んでいて、いちいち鳥肌をたてている。

で、
実践する場合、デザインだけが製品開発ではないということを加味して、
効率を第一に考えて、比較的モジュールや役割の固定化しているカーデザインプロセス上で、
どこまで彼らのメソッドを既存のカーデザイン開発進捗の中で、実践できるだろうかと考えてみた。

・ラフプロトでのコンセプト確認

車のプロトタイプは、スタディモデルだけでもフリーズまで、最低20日間前後はかかる。
ただ、よく私たちが発想するときに潜在的にやっていることがある。
彼らのいうロールプレイのようなもの。

インテリアを考える際、
実際設定した寸法やボリュームを紙や糸、
家の家具でポジションや個々の関係性を体験的に検証ことを自然と行っている。

・ペーパープロト

でできるのは、もっと詳細にわたる、ストーリーの組み立て。
実際にストーリーを見せて、ペルソナとともに検証することだろう。

デザイン思考という文脈上で、私として考える課題なのは、

・どう、将来のシナリオ作り〔最低10年から20年の長期的展望〕に活かせるか

だ。


もうちょっと読み込んだり、情報を集めてみてみなきゃなと、今日はメモしてみた。



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