2010年5月15日土曜日

ミラノサローネ 2010 ~トレンドレポート(1)~

さてここで、サローネで通訳というお仕事と、頂いた休憩時間で本会場を見て回れたインプットをもとに、ちょっともぐってみたものを出力してみたいと思います。

私が普段特に関わっている自動車のデザインは、特に欧州では、用途を満たすプロダクトである以前に、動くモノとしてダイナミズムを面やプロポーションで表現していく点で、家具とは課題やデザインランゲージが違うと区別できるでしょう。
しかし、自動車は市場が成熟するにつれ、人の生活に沿うものとして、ライフスタイル志向をより多く含んできています。例えば、滞在する空間として、だとか、都市や郊外の空間に存在するモノとしてだとか、使うものとしてのだとかの、道具や建築的な観点を、日常生活の居住空間、生活道具の使い勝手などをランゲージに取り込んでいるのです。


Lifeに関わるものはすべてフラットに並列されていっている今ドキですものね。

私、お仕事、またプライベート、いろいろな機会で、ここ10年間ミラノサローネを断続的とはいえ見てきています。もちろん、家具の制作プロセスだとか、歴史的意味合いだとかは全く門外漢で、浅学で、申し訳ないのですが、社会の現象の一つとして、見落とすわけにはいかないと、がむしゃらに学んでおります。ミラノでプランナーをしていらっしゃる安西様が執筆なさっているブログ(ちなみに、安西さんは大変深い考察をなされていて、経験も長くていらっしゃいます。)でも、コメントをさせていただいたのですが、きちんと自分でまとめて、自分の言葉にしておきたかったので、今年のサローネのトレンドをマインドセットの面から改めて、レポートとして、まとめていきたいと思います。次回から…。


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